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2020.06.08

胃腸炎時の消毒と清掃


以前に感染性胃腸炎に関して記載しました。
詳細は↓
感染性胃腸炎


今回は胃腸炎の時に吐物や下痢便などで汚染されてしまった場所の消毒方法に関して記載しようと思います。
 


用意するもの 

・次亜塩素酸ナトリウム液(塩素濃度200ppm(0.02%)に希釈する)
※「ハイター」や「キッチンハイター」では、水1L+製品10mlとされています。(詳細はメーカーサイトをご覧ください) ・マスク、手袋
・ペーパータオル、もしくは新聞紙など
・ビニール袋


 
 嘔吐物の処理 
①マスク、手袋を装着する。
②嘔吐物の上にペーパータオルや新聞紙をかけて覆う。
③その上に次亜塩素酸ナトリウム液をかける。
④周りに広がらないように、外側から内側に向けてふき取り、ビニール袋に入れる。
⑤マスク、手袋をはずしてビニール袋に入れ、ビニール袋の口を縛る。
 


下痢の処理  
①マスク、手袋を装着する。
②トイレの便座、便器、床、壁などの広い範囲を、次亜塩素酸ナトリウム液を染み込ませたペーパータオルでふき取る。
③使用したマスク、手袋はビニール袋に入れ、ビニール袋のの口を縛る。
④トイレットペーパーを使用した場合は、ふたを閉めてから流す。
 


家族の感染予防 
・乳児や祖父母など感染すると重症化しやすい家族とは接触を避ける。
・汚物を処理した後は手洗い、うがいを十分に行う。
・胃腸炎症状がある家族が調理をしない。食事を別々にする。
 


正しい手洗いの方法 
①水で手を濡らす。
②石鹸を手に取り、十分に泡立てる。
③手のひらと手のひらをこすり合わせる。
④両手の指の間どおしをこすり合わせる。
⑤片方の親指をもう片方の手のひらで包み、クルクル回す。それを両手で行う。
⑥手のひらにもう片方の指先・爪をこすり合わせる。それを両手で行う。
⑦手首をもう片方の手のひらで包みクルクル回す。それを両手で行う。
⑧しっかり流して、最後にきれいにふきとる。
 

胃腸炎の際は家の中を換気して消毒することが、家族感染の予防となります。
非常に感染力が強い感染症ですから、しっかり予防しましょう。
心と体の健康を見守る街のお医者さん
コアラ小児科アレルギー科

〒330-0062 埼玉県さいたま市浦和区仲町1丁目3-5
クリニックステーション浦和仲町2階

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