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2020.07.06

異物誤飲・誤嚥


異物誤飲・誤嚥とは  
本来食べ物でないものを誤って飲み込んでしまうことです。異物誤飲は食べ物の道(食道や胃腸)に入ること、異物誤嚥は空気の道(気管や肺)に入ることをいいます。


   
症状 

異物誤飲では、胃腸で消化されない消化管異物としての症状と、化学物質や薬品を誤飲した際に認める急性中毒に分類されます。腹痛や嘔吐、のみこみずらいなどの症状が出現します。
異物誤嚥では、窒息が起こる可能性があります。咳嗽や呼吸苦がおこり、顔色が青くなるなどの症状が出現します。
 


代表的な誤飲  
・ボタン電池
無症状がほとんどですが、放っておくと胃腸に穴があいてしまうことがあるため、気付いたらすぐに病院受診をする必要があります。内容物が漏れ出すまでの時間は、リチウム電池は2時間、水銀電池では4時間、マンガン電池では8時間といわれています。

・タバコ
嘔気、嘔吐、顔色が悪い、不整脈などの症状が飲んでから2,3時間以内におこることがあります。4時間以上たって症状がなければ、心配いらないと考えられています。

・薬
薬の成分によって症状は違います。実際に症状がでないことは多いですが、肝臓や腎臓に障害を起こすこともあるため注意が必要です。
 


代表的な誤嚥  
6か月ぐらいから3,4歳までに多いです。ピーナッツなどの豆も原因となりますが、おもちゃが原因となることもあります。両手で首をおさえる姿は窒息のサインとして知られています。
 


治療法・家庭での対応方法  
・誤飲したと思った場合 
何も症状がなければ慌てず、病院や救急ダイヤルに相談しましょう。無理に吐かせようとせず、飲み込んだものと同じものを持って受診するのがおすすめです。

・誤嚥したと思った場合
窒息が疑われた場合、1歳以下では頭を下にして背中を叩きます。(背部叩打法)1歳以上の子供にはハイムリック法を行います。窒息していない場合は病院に相談の上受診をしましょう。

↓背部叩打法

↓ハイムリック法
 

誤飲・誤嚥は誰にでも起こりえます。何より子どもの手の届く場所に危険なものを置かないようにしましょう。

心と体の健康を見守る街のお医者さん
コアラ小児科アレルギー科

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クリニックステーション浦和仲町2階

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