コラム

TOP > コラム > 乳糖不耐症

2020.04.22

乳糖不耐症




乳糖不耐症とは
 
ミルクや母乳、乳製品などに含まれる乳糖を分解する消化酵素(ラクターゼ)が減少することで、乳糖が腸から分解・吸収できなくなります。そうなると、乳糖が大腸で発酵して、下痢を引き起こしてしまいます。摂取した直後や30分以内に下痢となって排出されてしまいます。この状態が、乳糖不耐症です。
   


乳糖不耐症の原因
 
・先天的なもの
生まれつき乳糖を分解する消化酵素が欠けているため、母乳やミルクを飲み始めてすぐに下痢を繰り返します。十分に体重が増えることなく、発育障害を起こすこともあります。5万人に1人程度の頻度の非常にまれな病気です。


・後天的なもの
 感染症や腸内環境の未熟さによって、腸の粘膜に炎症が起こり、消化吸収機能が低下します。また、一時的に消化酵素の分泌が悪くなり、乳糖を分解できず、下痢を繰り返します。粘膜の機能が改善し、消化酵素の働きが戻れば、症状が改善します。乳糖不耐症のほとんどはこれにあたります。
   


治療と対策 
母乳やミルクは赤ちゃんの大切な栄養源です。乳製品が消化できないからといって、むやみに摂取を中止すると栄養不足になってしまいます。以下のように対策する場合があります。

・一時的に母乳、ミルクを止めてみる(離乳食完了期の場合)
・乳糖分解酵素(ミルラクト)を母乳やミルクを飲む前に服用する。
・乳糖を含まないミルク(ノンラクト、ボンラクトなど)に変えてみる

※ミルラクトは哺乳に合わせて毎回内服します。飲んで1時間程度体内で働きます。ミルクに混ぜて投与もできますが、50℃以上に加熱してしまうと効果がなくなるので注意が必要です。
※乳糖を含まないミルクに切り替えた場合、下痢症状をみながら、2週間くらいかけて徐々に通常のミルクに戻していきます。
※治療に1か月以上かかってしまう場合も多くみられます。お尻のかぶれに関してもスキンケアを同時にしていきます。

心と体の健康を見守る街のお医者さん
コアラ小児科アレルギー科

〒330-0062 埼玉県さいたま市浦和区仲町1丁目3-5
クリニックステーション浦和仲町2階

人気記事

  • 2021.05.07

    コアラ小児科の開業場所や理念について...

    54 VIEW

  • 2021.06.04

    【書籍解説】マンガでわかる!子どものアトピー性皮膚炎のケア【小児科医名...

    34 VIEW

  • 2021.05.28

    気管支喘息を模型で解説!喘息の悪循環とは?...

    32 VIEW

  • 2021.05.21

    自宅でできるおねしょの治療法!夜尿症の診断と治療について解説🚻...

    30 VIEW

  • 2021.06.11

    予防接種スケジュールのコツを解説...

    21 VIEW

月別アーカイブ

月を選択

診療時間のご案内

一般診療 午前 9:00~12:00 9:00~12:00 9:00~12:00 9:00~12:00 9:00~12:00
午後 15:00~19:00 15:00~19:00 15:00~18:00 15:00~19:00
予防接種・
   乳幼児健診
14:00~15:00 14:00~15:00 14:00~15:00 14:00~15:00 12:30~13:30
心理士外来 ☆第1,3,5週
9:30~11:30
専門外来
15:00~19:00

15:00~19:00

15:00~18:00

18:00〜19:00

15:00~19:00

9:30~12:00

9:00~9:30

アレルギー外来  おねしょ外来  
こころの外来

※予防接種は一般診療時間でも接種可能です。
(詳細は予約ページでご確認ください)
※「こころの外来」の初診は水曜日18時~19時を受診してください。
2回目以降は土曜日や心理士外来(自費診療)を受診可能です。