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2020.04.10

RSウイルス


RSウイルスとは  
RSウイルスは、2歳までにほぼ100%の子どもが感染するウイルスです。特に、生後6か月以下の赤ちゃんに感染し重症化すると、細気管支炎や肺炎になる恐れがあります。(検査の保険適応は原則1歳までとされています。)
 


症状 

咳や鼻水や発熱などの症状が多くみられ、ゼーゼー、ヒューヒューと息苦しくなることがあります。経過が長くなることも多く、1か月程度かけゆっくりよくなることもあります。
   


診断・治療  
診断は、鼻から綿棒を入れて迅速検査を行います。RSウイルスに対しての特効薬はないため、症状をやわらげる感冒薬、気管支を広げる吸入薬や鼻汁吸引などを行います。最近では、RSウイルスに類似した症状をおこすヒトメタニューモウイルスも注目されています。(治療法はRSウイルスと同様です。)新生児や乳児の感染では、無呼吸となる場合は入院して経過を診る必要があります。
登園は、熱が下がり、咳や鼻汁症状がよくなり、哺乳力がいつも通りに改善していれば構いません。    


感染経路  
飛沫感染によって口や鼻から感染したり、皮膚からの接触感染により感染します。
生きている間に何度も感染することが知られています。


   
潜伏期間  
4日~6日の潜伏期間を経て発症します。
   


家庭で気を付けること  
・哺乳  
鼻づまりが強いため、いつもより少量をこまめに与えましょう。痰や鼻水がからんで嘔吐してしまうことがあります。可能であれば、自宅でも寝かせる前や哺乳前に鼻汁吸引をしましょう。

・お風呂 
発熱時は脱水となりやすいので、温タオルで拭いてあげる程度にしましょう。

・感染  
子どもだけではなく大人にもうつることがあります。手洗い、うがいに努めましょう。
   


早めに受診した方がよい場合 

・呼吸が荒く、顔色やくちびるの色が悪くぐったりしている場合。
・哺乳がほとんどできず、おしっこが半日以上でない場合。

心と体の健康を見守る街のお医者さん
コアラ小児科アレルギー科

〒330-0062 埼玉県さいたま市浦和区仲町1丁目3-5
クリニックステーション浦和仲町2階

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