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2020.09.02

副鼻腔炎


副鼻腔炎とは  
鼻の穴と喉はつながっています。その途中には副鼻腔という洞窟があります。副鼻腔炎は、この副鼻腔の粘膜が炎症を起こしている病気です。子どもの咳嗽、鼻汁が1週間以上も長引く場合は、考慮する必要があります。
 


原因  
ウイルスや細菌感染やアレルギー性鼻炎が原因となります。
アレルギー性鼻炎に関しての詳細は下記↓
アレルギー性鼻炎



 
症状  
鼻汁(症状が悪化するごとに膿性鼻汁)、鼻閉、咳嗽、発熱、頭痛、ボーっとする、目やに、口臭、顔が腫れる、耳が痛い(中耳炎合併時)
 


診断・治療  
慢性的に鼻汁や咳嗽が続く場合、必要に応じてレントゲン検査を行います。症状が長く続いている場合、抗生剤投与を5日間行います。改善しない場合は、抗生剤の増量または変更が行われます。さらに改善がない場合は、抗生剤の変更を行うことが多いです。顔の痛みが強い場合や腫れがある場合は重症と考えられるため、頭部CTで合併症の評価をすることが勧められます。
鼻汁のクリアランスを改善する目的で、マクロライド系抗生剤の持続投与を行うことがあります。通常、この治療法は3か月行い、終了します。
 


家庭での注意点  
病院で処方された薬を指示通りに飲み切ることが大切です。副鼻腔炎は症状がよくなり薬を中止すると、再燃することが多いです。
また、家庭で鼻をかむ練習をするとよいです。片方ずつ静かにかむことがポイントです。小学校入学前の子どもには、市販の電動鼻汁吸い器がお勧めです。入眠前に吸引することで寝入りがよくなることも期待できます。
鼻汁、咳嗽が長引く際は、小児科・耳鼻科にご相談ください。


心と体の健康を見守る街のお医者さん
コアラ小児科アレルギー科

〒330-0062 埼玉県さいたま市浦和区仲町1丁目3-5
クリニックステーション浦和仲町2階

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