熱性けいれんとは
体温が急激に上昇する際におこることが多いけいれんです。生後6か月から小学校低学年にみられることが多いです。けいれんの時間は、5分以内に収まることが多いです。5分以内に止まるけいれんでは、脳に障害などは起こらないと知られています。悪寒との違いが難しいですが、けいれんは呼吸が抑制されより顔色やくちびるの色が紫色になることが多いです。
けいれん時の対処法
けいれんを目の当たりにすると慌ててしまうことが多いと思いますが、できるだけ落ち着いて行動しましょう。
①顔を横に向ける けいれん時に嘔吐してしまうことがあるため、可能であれば横を向けましょう。その際、うつ伏せにならないように注意してください。
②観察
<どのようなけいれんか>
眼はどっちを向いているか
顔やくちびるの色はどうか
手足は突っ張っているか、ぴくついているか
けいれんに左右差がみられるか
<けいれんの持続時間>
けいれんをしていた時間
顔色がよくなるまでの時間
③体温測定
けいれんがとまったら体温を測定する
※携帯電話の動画撮影機能で顔の様子と全身の様子を撮影していただくとよいと思います。
すぐに医療機関受診や救急車に連絡した方がよい場合
・5分以上けいれんが止まらない場合
・けいれんが一度止まったが再びけいれんした場合
・けいれんが止まった後に顔色がよくならない場合
・けいれんが止まった後に手足のつっぱりが残る場合
・発熱を認めないけいれん
熱性けいれんと解熱剤について 熱性けいれんガイドラインでは、けいれん予防の座薬と解熱剤の併用が認められています。
まず、けいれん止めの座薬を使用して30分後に解熱剤を使用しましょう。
尚、解熱剤を使用するのが心配な方は解熱剤を使用しないという選択肢もあります。
心と体の健康を見守る街のお医者さん
コアラ小児科アレルギー科
〒330-0062 埼玉県さいたま市浦和区仲町1丁目3-5
クリニックステーション浦和仲町2階
コアラ小児科アレルギー科
〒330-0062 埼玉県さいたま市浦和区仲町1丁目3-5
クリニックステーション浦和仲町2階
こちらの記事もおすすめ
カテゴリー
- ALL
- 子どもの一般的病気 (107)
- 子どもの感染症 (43)
- 子どもの”こころ”の病気 (30)
- 予防接種 (21)
- 子どものアレルギー疾患 (17)
- 我が家の子育て (5)
- コアラ先生のこと (4)
- Youtubeで子どもの病気解説 (37)
新着記事
人気記事
まだデータがありません。
月別アーカイブ
月を選択
診療時間のご案内
※予防接種と乳幼児健診を同時に受ける場合は、同日の予防接種枠と乳幼児健診枠の2つをご予約してください。
※心理士外来(自費診療)をご希望の場合はまず、水曜日の「こころの外来」を受診してください。